リサイクルトナーの使用に限らず、純正トナーの使用でも「印刷ができない」などのトラブルが起きることがあります。
今回はよくある印字トラブルと、トラブルが起きた時の対応を紹介したいと思います。
トナー切れのエラーが出る。
すでに使用済みのトナーカートリッジを、誤って再度セットしてしまっている可能性があります。
まず、プリンターにセットしているトナーカートリッジを確認して見ましょう。
印字されない、もしくは真っ白になってしまう。
トナー未開封時についているシーリングテープは引き抜かれているか、確認してください。
テープが付いたまま設置してしまうと、指示を出しても印刷されないという状況になります。
または、トナーの残量が無くなっている場合も印字されなかったり、真っ白のまま用紙が排出されたりします。トナーを交換して、印刷してみましょう。
用紙がプリンタ内で頻繁に詰まってしまう
静電気が原因で紙詰まりを起こす場合があります。
用紙同士が静電気などで密着してしまうと、うまく給排紙できず紙詰まりの原因になります。特に冬季の乾燥した時期に起こりやすいトラブルです。
用紙をセットする前にパラパラとよくさばいてからプリンタにセットするようにしましょう。
また、用紙が湿気を帯びている場合も同様のトラブルが起きますので、用紙を交換して再度印刷してみましょう。
カセットの用紙が、正しくセットされていない可能性があります。
給紙トレイを開けて確認し、正しくセットされていない場合には、直してみましょう。
文字や画像の残像が印刷される。
プリンター内部で用紙が定着するユニットの定着ローラーの汚れが原因ではないかとまず考えられます。
取扱説明書を参照の上、定着ローラーのクリーニングを行ってみましょう。
改善されない場合、ドラムが摩耗してしまったことが原因と考えられます。
白い紙で空白を印刷してみて、汚れが着かない場合には、ドラムが原因だと思われます。この場合は、トナーカートリッジ自体またはドラムの交換する必要があります。
印字がにじむ。
用紙に湿気が含まれていることが原因で滲んで印刷されることがあります。
まずは用紙の交換をしてみましょう。
用紙の種類も印刷に適したものを選ぶようにしましょう。
冬季の場合は、感光ドラムが結露を起こしてプリンタ内部に湿気が出ている可能性があります。
室温を上げたり、電源を入れてしばらくして、結露が収まった頃に印刷してみましょう。
かすれて印刷される。
原因としてはカートリッジ内部でトナー粒子がが片寄っている可能性があります。
一度、トナーをプリンターから取り出し、軽く何度か振ってから、再度設置し直して印刷してみましょう。
トナーの偏りを直しても改善されない場合、ドラムに不具合が起きている可能性が考えられます。
その場合は、トナーカートリッジ、及びドラムを交換して、再度印刷してみましょう。
ヨコ方向に黒い線が印刷される。
トナーの不具合、もしくはドラムの不具合が原因と考えられます。
トナーカートリッジを交換して再度印刷をしてみましょう。
タテ方向に黒い線が出る。
トナーがカートリッジ内部で片寄っている可能性があります。
プリンターからカートリッジを取りだして、軽く何度か振ってから設置し直して印刷しましょう。
トナーを振ってみて改善されない場合、ドラムカートリッジが損傷している可能性があります。
カートリッジ、及びドラムを交換して印刷してみましょう。
部分的に白く抜けて印字される。
トナー残量がなくなっている可能性が有ります。
プリンターやパソコンなどにトナー切れのメッセージが出ていないか、確認してみましょう。
交換したばかりのトナーの場合には、シーリングテープは完全に引き抜かれていない可能性があります。未開封を示すシーリングテープがついたままだと、部分的に白く抜けてしまうことがあります。
また、出力した紙の湿気が原因の可能性もあります。
用紙を新しく交換し、再度印刷してみましょう。
印刷物に等間隔に黒点や汚れが出る。
ドラムカートリッジが損傷している可能性があります。
カートリッジ、及びドラムの交換をしてみましょう。
印字トラブルが出た時の対応 まとめ
不具合が出た時は、慌てずにまず、以下のことを試してみましょう。
・一度電源を切って、少し休ませてから再度電源を入れる。(再起動)
・トナーカートリッジを一度外し、セットし直して印刷してみる。
・純正トナーでも同様の現象が起きるか確認してみる。
いずれの場合も、解決しない場合は問い合わせをしましょう。純正トナーでも、同様の症状が出る場合には、プリンタメーカー側の修理が必要なことがありますが、リサイクルトナーの問題であった場合には、商品の交換の手続きなどの対応を業者側はきちんと行っています。