リサイクルトナーと純正トナーの違い

純正トナーとリサイクルトナーの違いとは

頻繁にプリンターを使用する企業、また個人であっても趣味などでよくプリンターを使う方にとって、インク・トナー代が高価である点は頭の痛い問題です。

「プリンターは家電量販店などで安くお得に購入できたけど、プリンター用のトナーが思ったより高い!」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
交換用トナーを購入する場合、純正品トナーが良いか、リサイクルトナーでも十分なのか、お悩みの方もいらっしゃると思います。

『純正品トナー』とは、プリンター本体のメーカーが販売している正規品のトナーであり、新品のトナーのことをいいます。プリンターを製造しているメーカー各社は、リサイクルトナーではなく、純正品のトナーを使うことを推奨としています。

それに対し、リサイクルトナーとは、使用済みの空カートリッジを回収して洗浄、
修理をしてから純正トナーと同量のトナーを再度補填して製造されています。

このように、純正品とリサイクルトナーには違いがあり、それぞれを使用する上で、メリットとデメリットがあります。

純正トナーとリサイクルトナーのメリットとデメリットは何か

純正トナーとリサイクルトナーを使う場合の、メリットとデメリットについて触れたいと思います。

まず、純正トナーのメリットとデメリットです。

【メリット】
・メーカーブランドなので、購入するにあたって安心感がある。
・高品質が安定しているため、不具合をほとんど起こさない。
・トラブルが生じた際、メーカーの保証期間内なら無償で修理ができる。

【デメリット】
・単価が非常に高く、コストパフォーマンスが悪い。
・生産が終了してしまった型番は、入手困難になる。

純正品のメリットは、メーカー製なのでトナーを交換して使用することで故障したり不具合が出たりすることが滅多にない点にあります。
それに万が一、不具合が出た場合でも、メーカーが保証してくれるので、安心感があります。
一方、大きなデメリットは非常に高価であるという点です。

それに対し、リサイクルトナーのメリットとデメリットは以下のようになっています。

【メリット】
・純正トナーに比べて価格が非常に安く、純正トナーの3割〜5割程度の価格で、お得に購入できる。
・再生品であるため地球にも優しく、エコである。
・メーカーが生産を終了した古い型番の製品でも取り扱っている場合がある。
・製造業者によっては純正トナーに近い高品質の製品もあり、また全般的な品質も年々向上してきている。
・純正品よりトナーを多く充填した大容量の商品も用意されている。

【デメリット】
・製造業者によって品質に差異がある。
・初期不良が純正トナーよりも、若干生じやすい。
・リサイクルトナーに寄ってプリンターにトラブルが生じた場合、メーカーにより保証を受けられない可能性がある。

リサイクルトナーは純正トナーと比較し、
「価格が大幅に安く、地球にも優しくエコ」
という大きなメリットがあります。
しかし一方で、リサイクルトナーは不具合の発生率が純正品より、若干高い傾向にあり、それはデメリットであるといえます。

「リサイクルトナーを使うと、不具合が起きるかもしれない。」
という点から、リサイクルトナーの利用をためらう方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。

リサイクルトナーを販売している業者は、リサイクルトナーが不具合で使用できない場合には、保証として交換対応などを行っております。
そして近年は品質が劇的に向上してもいますので、不具合の発生率はどんどん低くなってきています。

純正トナーに比べてリサイクルトナーの不具合率が高いのは確かですが、近年は徐々に不具合率も純正トナーに近付きつつあり、製造業者にもよりますが、
純正品とリサイクルトナーでは不具合率はあまり変わらなくなってきました。

特に近年では、国際的な品質基準の認証を得たリサイクルトナー業者が増加し
品質が向上した上に、『10年保証』など、保障期間が長期に渡ってきたことが、リサイクルトナー需要を伸ばしたきっかけでもあります。

どちらのトナーを選ぶか迷うところですが、保証が充実している点と環境に良いという点で選ぶことを考えると、リサイクルトナーはおすすめの商品です。

価格が安価である点以外にリサイクルトナーをオススメできる理由は、
環境に対してエコであるという点です。

まとめ

【純正トナーとリサイクルトナーの大きな違い】
1.純正トナーに比べてリサイクルトナーは格安で購入でき、エコに貢献できる。
2.純正トナーに比べてリサイクルトナーは不具合率がやや高く、プリンタメーカーの方では保証適用外になってしまう。

しかし、近年ではリサイクルトナーの品質が劇的に向上し、
不具合率が純正トナーとそれほど変わらなくなりつつあることから、
安心してリサイクルトナーを購入できるようになっています。

一方で、状況によっては純正トナーの方を選んだ方が良いケースもあります。
詳しくは「純正トナーの方を使うべきときがある」の記事をご参照ください。

記事で紹介した商品・関連商品など

キャノン トナーカートリッジ322II 13000枚10,052円 (税込)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です