純正トナーの方を使うべきときがある

今までの記事では、リサイクルトナーのメリットやおすすめの理由などを数多く紹介してきました。しかし、どんな状況でも絶対にリサイクルトナーのみを使うべき!というのではありません。

リサイクルトナーの特性を考慮した上で、純正トナーを使用した方が良い場合を今回は記事にまとめてみたいと思います。
リサイクルトナーを導入される前にご参考いただければ幸いです。

以下に当てはまる方には、純正トナーのご使用をおすすめしております。
・プリンターメーカーと保守契約をしており、保守対応有効期間内である場合。
・印刷する文字等に色味などの精密度を求める場合。

メーカーと保守契約をしている場合。

メーカーとの保守契約があり、純正トナーを使用していることが条件付けられている場合は、リサイクルトナーを使用して生じた不具合や、故障が起きた場合に、保証などのサービスを受けられなくなることがあります。

メーカーの保守サービスは、メーカーが推奨する消耗品(トナーやドラムなど)を使用してくださいという、条件がついていることが殆どです。
リサイクルトナーはメーカーが推奨する消耗品には該当しませんので、保守契約がされている場合にはサポートの対象外となることから使用をおすすめできません。

各メーカーの「保守サービス適用範囲」についてよく確認されることをおすすめします。

印刷された文字等に美しさを求める場合。

チラシ・リーフレットなどのイメージや色合いが大切な広告物の印刷には、
実はリサイクルトナーは向いていません。

その理由は純正トナーに含まれるトナーの粒子成分は特許が取得されている独自の物であることが多くリサイクルトナーでは、全く同じ成分でトナーを構成することができないため発色に違いが出たり、若干薄く印字されたりすることにあります。
どうしてもリサイクルトナーは印刷品質の美しさは純正トナーに劣ってしまう傾向がありますので、少しの色の違いも許されない場合や仕上がりを美しく表現することを求められる場合は、純正トナーのご使用をおすすめしています。

しかし、色の美しさや表現の違いを重視しない、日々の業務で使用される書類に関しては、コストの面からリサイクルトナーがおすすめです。

日々の業務の中で印刷される書類の多くが、モノクロで印刷されているといっても過言ではない昨今、その多くを占めるモノクロ印刷だけをリサイクルトナーに変えるという手段もあります。

リサイクルトナーと純正トナー、用途に合わせて使い分けるという選択肢もあります。
プリンターという機器は、紙に続いてトナーもサプライ商品の中では、
費用がかさみがちな部分です。
リサイクルトナーの販売業者によっては、発色にこだわって、色の再現率が90%を超える製品を取り扱っているところもあります。
コスト面と、どのくらいの印刷品質が必要なのかに合わせて、トナーを適宜選んでいただくのが良いのではないでしょうか。

記事で紹介した商品・関連商品など

エプソン LPB3T27 リサイクルトナー 【大容量】 リターン 納期:空き容器回収後、約4日〜1週間営業日  印字枚数:15200枚  対応機種:LP-S3550/LP-S3550PS/LP-S3550Z/LP-S4250/LP-S4250PS13,500円 (税込)