トナーは大変デリケートな商品です。
今回は、開封時の取り扱いに関しての注意点をまとめてみました。
ご参考いただければ幸いです。
トナーカートリッジを取り扱うときは、次の点に注意しましょう。
直射日光は避けてください。
トナーカートリッジは、直射日光はもちろん、光に非常に敏感な製品です。
強い光が感光体ドラムに当たるとが劣化が始まり、印刷の品質が低下するおそれがあります。
寒暖差による結露に注意する。
寒い所から暖かい所に移動した場合は、1時間以上室温に慣らしてから使用しましょう。カートリッジの内部が結露すると、その水滴で内部のトナーが凝固してしまい、それによって印刷の品質が低下したり、不具合を起こしたりする危険性があります。
立てたり、裏返しにしたりして置かない。
トナー内部の粒子が片寄り、印字がうまくできなかったり、故障の原因になったりします。
トナーが手や衣服に付いたときにはすぐに洗う。
トナーは人体に無害であるようにできていますが、手や衣服についた時はすぐに洗ってください。
衣服やカーペットなど布地ににトナーがついてしまった場合には、強くこすらず、軽く払った後、ぬらしたティッシュなどで、軽くたたくようにすると落ちやすいです。
強くこすったり、濡れたティッシュで強く叩いてしまうと、帰ってトナーが染み込んだり、色が広がったりしてしまいますので、ご注意ください。
また、トナーで汚れた衣服を洗う時は、色移りすることが有りますので、他のものと洗わないほうが良いでしょう。
トナーの清掃に、家庭用の掃除機を使用しない。
床にこぼれてしまったトナーを掃除をする場合には、家庭用の掃除機は使用ようにしましょう。 仕組み上トナーは静電気の仕組みで付着する場所を判別しています。ですから、トナーが静電気をまとっている可能性があり、その静電気によって掃除機内部のセンサー類が破損したり、故障したりする場合があります。
(トナーに対応した業務用掃除機は使用しても問題ありません。)
トナーカートリッジに強い衝撃を与えない。
トナーに強い衝撃を与えると、トナー漏れや印字不良などの原因になります。
特に、トナーカートリッジが未開封の際についているシーリングテープをはがした後は、トナーカートリッジを強く振ったり、 衝撃を与えたりしないでください。封を開けた状態なのでトナー出やすくなっています。
※カートリッジの種類によっては、トナーシールがない物もありますので、メーカーや機種によってご注意をお願いします。
トナー設置直後の印刷では、印字汚れ・かすれ等が発生する場合がありますので、テスト印刷は数枚行うことをおすすめします。
プリント濃度が薄すぎたり濃すぎたりした場合は、PCの設定画面や、
プリンタ本体に付属している濃度調整ダイヤルで濃度を調整してみましょう。