『環境推進トナー』と『リサイクルトナー』の違いについて

トナーカートリッジは、レーザープリンターを使用する上での消耗パーツであり、印刷をすれば、減っていくのでプリンターを活用する上で紙と同じようにコストがかかります。
トナー交換の際には、純正トナーを使用することがメーカーからは推奨されていますが、非常にコストがかかります。そういったコスト事情から純正品よりもリサイクル品を選ぶというケースも増加傾向にあります。。

そうしたケースが多い中で登場したのが、『環境推進トナー』です。
この『環境推進トナー』はメーカー側がリサイクルを行ったトナーで、環境への配慮とコスト軽減に貢献するというコンセプトで登場しました。
『環境推進トナー』という名称はエプソンのがつけたものですが、その他のメーカー呼び方こそメーカーによって異なるものの、同様の取り組みを行っているところが多くなっています。

リサイクルトナーとの違い

リサイクルトナーとの大きく違うのは、メーカーがトナーカートリッジの所有権を持っているという点です。つまり、リサイクルトナーの製造工場ではリサイクルできず、
メーカーが独占的にそのトナーカートリッジのリサイクルを行うシステムということです。

かつては、返却義務がなかった、プリンターのトナーカートリッジ。使用後には、どんな形で廃棄しても問題は生じませんでした。
しかし、『環境推進トナー』に関しては、空になったトナーをメーカー側に返却する義務があります。そして、回収されたトナーはメーカー側でリサイクルするということが定められています。

この手法によって、リサイクルトナー業者が持つトナーの需要をメーカー側で取り戻そうという意図がメーカー側にはあると見られています。

この、『環境推進トナー』ですが、ユーザー側にももちろんメリットが有ります。それは従来の純正トナーがより安価に購入できる点、そして、管理しているのがプリンターメーカーですから、動作、及び色合いの品質の高さとメーカー保証が保たれる点にあります。

純正品は高いけれど、品質と保証の点に代表される安心感を重視して使用したい方には、適しているトナーといえるでしょう。

記事で紹介した商品・関連商品など

シャープ MX-27JTBA リサイクルトナー ■ブラック 印字枚数:12000枚   対応機種:MX-2700FG/MX-2700G/MX-2300FG MX-2300G6,700円 (税込)