プリンターの購入目的でお店を訪れた際、商品の種類がありすぎて、どれにしていいのか迷ったり、購入してみてから、「あっちの商品のほうが良かった!」なんて思ったことはありませんか?
今回はプリンター購入でそうならないために、選び方と注意すべき点についてまとめていきます。本記事ではインクジェットプリンターに焦点を当てて説明をしていきます。
まずランニングコストを意識してみましょう。
ランニングコストとは、この場合1枚の印刷にかかる金額を指していいます。年1回しか使用しないのであれば、ランニングコストを意識する必要は特段ありません。ですが、月に100枚以上という単位で印刷をする場合には、インクの消耗が激しくなりますので、インク代のランニングコストを考える必要があります。
プリンターの販売店で、店員さんに、ランニングコストが安いプリンターがどれかを聞いてみると言うのは一つの方法です。ですが、販売店によっては、勧めたい機種が決まっているかもしれません。そういった場合には、プリンターメーカーが作っているパンフレットなどを参照すると、ランニングコストについて記載がある場合がありますので、チェックしてみると良いでしょう。
最新機種や、多機能の人気商品は、たしかに店頭に並ぶと魅力的なのですが、機能の多さに比例するかのごとくランニングコストも高くなる場合がほとんどですから、注意が必要です。
自分が本当に必要とする機能以上のものは備わっている必要はありません。ですから、次は機能について考えていきましょう。
『必要な機能』ベースでプリンター選びをする。
どんな商品を買う場合でも、共通に言えることではありますが、備わっている家電の機能を100%使っている人は、少ないのではないでしょうか?
そういった観点では、「いかに多機能であるか」よりも「自分にとって必要な機能が入っているか」を重視してプリンター選びをするのが良いのでは無いでしょうか?
インクカートリッジのタイプにも注意しましょう。
プリンター選びのあるあるな失敗の一つに、「プリンター本体が安かったので購入したが、インクの消耗が早くてしかもインクが高かった」ということがあります。
実は、一口にインクジェットプリンターと言っても、インクには大きく分けて2種類あります。それは、「ブラック」「マゼンタ」「イエロー」「シアン」が1色ずつ分かれている『セパレートタイプ』と言うものと、「ブラック」と「マゼンタ/イエロー/シアン」(カラー)の2つに分かれている『複合タイプ』の2種類です。
このインクは、通常ヘッドと呼ばれる部分にセットされます。『セパレートタイプ』は色数分のインクをセットするためのスペースがありますが、『複合タイプ』は黒とカラーの2箇所分を作るのみなので、メーカーでは『セパレートタイプ」よりも安価で販売していることが多いです。
この、本体価格が安い『複合タイプ』ですが、色が1色だけ入っている『セパレートタイプ』よりも、カラーが一体になっている分、カートリッジは効果になります。
プリンターは1色カラーが切れると、「インク切れ」表示で印刷できなくなってしまいますので、『セパレートタイプ』の場合には、無くなった色のみを交換すれば良いですが、複合タイプは、まだ使えるカラーインクを差し置いて、無くなったカラー起因で交換が必要になります。
ということは、その分インク代がかさんでしまうのがデメリットとなってしまいます。
他の色も全て一緒のタイミングでなくなるとわかっていれば、複合タイプも良いでしょうが、なかなかそんなことは無く、一色が先に無くなる場合が多いことを考えると、おすすめは『セパレートタイプ』ですね。
いかがでしょうか。プリンター選びのご参考にしていただけると幸いです。