プリンター給紙トラブルの豆知識

プリンターで用紙がうまく給紙されずに正常に印刷できなかったなどという経験は無いでしょうか?
今回は、給紙がうまくいかなかった場合の原因と対処法についてまとめました。

給紙されない!どうしよう!

いざ印刷をした時に、給紙ローラーが空回りしてしまい、正常に紙送りされずに用紙が詰まってしまったり、多くの用紙を無駄にしてしまった経験はありませんか?
こんな時は、まず、用紙をよくパラパラとさばき揃えてからもう一度電源を入れてみたり、プリンターが水平な位置にきちんと設置されているかを確認したりすることから始めてみましょう。

それでも改善しない場合、プリンター内部に「紙粉」と呼ばれている、用紙に付いた粉末状のゴミが溜まっていることが原因の可能性があります。「紙粉」が原因の場合には、市販のクリーニングシートを使用して、ローラーを綺麗にしてみましょう。

ハガキが給紙されない場合

年末に年賀状の印刷をしようとした際に、はがきがうまく給紙されず、エラーばかり起こして、年納めにイライラ!なんて経験はありませんか?
クリーニングシートでローラーをメンテナンスしたけれども改善されない!という場合があると思います。
その場合には、はがきの種類も大切なポイントとなってきます。

ハガキの種類

郵便局購入の官製はがきであれば、どのプリンターにも対応しています。(「インクジェット用」など、用紙の表面の質感が異なる種類がありますので、購入の際にはチェックしましょう。)

ところが、他社プリンターメーカーが販売しているプリンター用はがきはエラーを起こす可能性が高くなります。これは、自社プリンターの規格に合わせてはがきが作成されているためです。
ですから、官製はがき以外のはがきを使用する場合には、お使いのプリンターメーカーが販売しているはがきを使用するようにしましょう。

片面印刷済みなど、加工がされているか

一般家庭用のプリンタは、新品の用紙に印刷することを想定して作られています。
そのために、すでにイラストなどが印刷されているハガキとは上手く反りが合わない場合があります。

プリンターが「すでに印刷済みの用紙だ!」と判断してしまい、上手く給紙されないという現象が稀にあります。プリンターでの印刷をする場合には、郵便局で販売しているハガキかメーカー純正のハガキを使用するのが望ましいです。

印刷の順番

年賀状など、ハガキの印刷を行う場合、宛名と裏面のどちらを先に印刷すべきなのかと迷った方はいらっしゃいませんか?

これは、技術的には順番は関係なく、どちらから印刷しても問題はありません。しかし、綺麗にハガキを仕上げるためにおすすめできる順番はあります。

まず、宛名を印刷

裏面の印刷した後、ハガキが真っ直ぐになっていないという経験は、インクジェット印刷あるあるといえます。裏面は印刷する場所が広いため大量の宛名面と比較すると多くのインクを消耗し歪みができてしまいます。
用紙がシワシワに歪んでしまったまま宛名を印刷する綺麗にインクが乗らず、かすれてしまったり、歪んで印刷されてしまう原因となってしまう原因になります。

インクの消耗が無駄にならないためにも、綺麗に印刷するためにもまずは宛名から印刷することをおすすめします。
宛名は裏に比べて使用するインク量が少ないので、そこまで大きい歪みは無いでしょう。

歪みを取る

印刷後、歪みを取るために、重い本などで重しをしてしばらく置くと、元の真っ直ぐなハガキになります。

裏面を印刷する

歪み取りを行った後裏面を印刷します。
裏面の印刷が上がったら一枚ずつ取り出して並べて置きます。この時すぐに重ねないようにしましょう。というのも、すぐに重ねてしまうと、乾いてないインクが他のハガキに付着してしまい、汚れの原因になってしまうからです。場所と時間がかかってしまいますが、一枚一枚並べて乾かすようにしましょう。

上記の方法で綺麗にはがき印刷ができると思います。

さて、簡単にまとめたいと思いますが、もし、プリンターで上手に給紙できなくなってしまった場合には・・・
・用紙がプリンターに対応しているか確認
・クリーニングシートでメンテナンスする
・ハガキの印刷は歪みを直してから
・それでもダメならメーカーへ修理の依頼をする

という方法で対処してみましょう。

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